【原因や選び方】日焼け止めで肌が荒れる!そんな人に読んで欲しいブログ

どうも”マーボ”です。
いよいよ夏本番、夏といえば”海・山・川・プール・キャンプ”とお出かけの季節です。特に自粛でストレスが溜まりお出かけを楽しみにしている人も多いと思います。
でも外に出る時って”紫外線”(日焼け)が気になりません?
化粧はしないけど、日焼け止めだけは欠かさずに塗っている!という人も多いんじゃないでしょうか。
うちの妻も欠かさずに顔や腕に塗ってます。
肌に紫外線を浴びすぎると、細菌やウイルスに感染しやすくなったり、体調を崩しやすくなるといわれています。
確かに日焼けしないために「日焼け止め」は効果的なのですが、塗った所が肌荒れした……って経験ありませんか?
って事で今回は、日焼け止めを塗った所が肌荒れする原因と、対処法について詳しく紹介してきます!
- お出かけを楽しみたいけど、日焼けしたくない!
- 日焼けしたくないし、肌荒れもしたくない!
という人は必見です。
少し難しい話になるかもしれないので、気になる項目に目次からジャンプしてください。
目次
日焼けを予防するには?
まず初めに、一般的な日焼け予防(紫外線対策)の方法について紹介しておきます。予防方法は意外に簡単で
- 日焼け止めを塗る
- つばの広い帽子をかぶる
- 日傘をさす
- 長袖のカーディガンを着る・アームカバーをつける
このように、すぐに実践できることで十分に日焼け予防(紫外線対策)は可能です。
紫外線を浴び、日焼けするとどうなるのか
では次に、日焼けするとどうなるのか、紫外線が肌に与える影響について紹介しときましょう。紫外線を浴びると次のようなことが起こります。
- 紫外線アレルギー(光線過敏症)を発症する
- 肌のバリア機能が低下する
- 肌の防御機能を過剰に引き起こす
- 肌が衰える・老化する
- DNAが破壊される
などがあり、その具体的な症状としては
【症状】
- 真っ赤に腫れる
- 湿疹(ブツブツ)が出る
- かゆみを感じる※ひどい場合だと、じんましんになったり、水ぶくれができる事もあります。
- 免疫機能が制御されて、ウィルスに感染しやすくなる
- シミ・くすみの原因になる
- コラーゲン量が低下し、シワやたるみの早期老化を引き起こす
- 細胞の遺伝子が傷つき、皮膚がんの発生につながる
などがあります。
紫外線アレルギー(光線過敏症)は腎臓や心臓に疾患を持っている人に多く見られる症状で、その原因としては、泌尿器系に使われる抗生物質や、高血圧治療薬・利尿薬に多く含まれている化学物質が原因で引きおこるといわれています。
1度この症状を発症してしまうと完全に治すことは不可能です。
特に紫外線の怖い所は、瞬時に細胞にダメージを与えるところにあり、わずか”数秒”でも、DNAを破壊します。つまり皮膚がんの発生に紫外線が大きく関わっているということです。
おもな皮膚がんには2種類があり
「有棘(ゆうきょく)細胞がん」:表皮の中間層を占める有棘層(ゆうきょくそう)を構成する細胞から発生するがん(毎年日本人10万人あたり約2.5人がこのがんにかかっている)
「基底(きてい)細胞がん」:表皮の最下層である基底層や毛包などを構成する細胞が悪性化したもの(毎年10万人あたり5人以上がこのがんにかかっている)
子供のころからの蓄積の影響でもがんが発生してしまいます。
紫外線は2種類ある
一口に紫外線といっても、細かく見ると種類が異なり、肌に影響を与えるものには2種類の紫外線があります。その2種類の紫外線というのが【UV-A】と【UV-B】です。それぞれの特徴はこんな感じです
【UV-Aの特徴】
- しわ・たるみ・毛穴のひらきの原因になる
- 紫外線の約9割を占め、肌の真皮(肌の本体)まで侵入する
- 肌のハリや弾力に関わる線維芽細胞を破壊する。
UV-Aは、しわやたるみなどの光老化を引き起こします。また、長時間浴びることで肌への影響は蓄積してしていきます。
【UV-Bの特徴】
- シミ・そばかす・日焼けの原因になる
- 皮膚表面の細胞を傷つけ、炎症を引き起こす
UV-Bは、地上に到達するのは全紫外線の約10%程度と少量ですが、短時間でも肌へダメージを与えます。
日焼け止めの”PA・SPF”ついて
日焼け止めを選ぶ時に何を見て選んでいますか?
まぁ初めに目につくのは”PA”と”SPF”だと思います。日焼け止めの強さを示すものなので、とにかく数字が大きくて、効果があるものを選びたくなりますよね?
ではこのPAとSPFはどういうものなのか、その効果について紹介していきます。
【UV-A】を防ぐのは“PA”
上記で紹介したように、しわやたるみの原因になる【UV-A】ですが、その【UV-A】を防ぐ強さを示しているのが”PA”です。
日焼け止めには”PA+”という感じで表記されていますね。
この+の数が多いほど【UV-A】を防ぐ高効果が高くなるということです
”PA+”(効果あり)~”PA++++”(極めて高い効果がある)まで4段階あります。
少し話は変わりますが、こんなデータがあります。
このように、紫外線が強いイメージがある春や夏以外にも【UV-A】は1年を通して地上に降り注いでいます。外に出るときはもちろん、室内でも窓際で作業する際には日焼け止めを使用しましょう。
【UV-B】を防ぐのは“SPF”
シミやそばかすなど肌表面にダメージを与える【UV-B】に効果があるのが”SPF”です。
これは”SPF40”などで表記されていますね。こちらもこの数字が大きいほど効果が強いということです。
最大は”SPF50+”となっています。
このSPFの数字が50だからといって”50時間効果がある”ということではありません!
紫外線が肌にあたりだして約15~20分(個人差はあり)で日焼けしだすといわれていて、SPF50の場合だとこの時間を50倍遅らせることができるという意味です。
つまり、紫外線に当たりだして20分で日焼けが始まる人場合だと
20分(日焼け開始する時間)×50(SPF)=1,000分(16時間)
SPF50の日焼け止めを塗った、16時間後から日焼けが始まるという意味なのですが、ここで1つ注意があります。
このSPFの数字は、あくまでも実験室内で、分厚く日焼け止めを塗った時の効果で決められています。目安程度に考えた方がいいです。
例えば、SPF50の日焼け止めを1回普通に塗った場合、実際の日焼け止め効果はSPF10程度といわれています。少し時間をおいて乾いた後にもう1回薄く重ねれば、SPF15程度まで効果を高めることができるといわれています。
また、時間がたつほど日焼け止め自体が汗などで流れて効果が薄れてくるので、2~3時間おきにこまめに塗り直すことで、日焼け止めの効果を持続されることができます。
日焼け止めで肌荒れる原因
では、日焼け止めを塗ると肌が荒れる人の”肌荒れの原因”にはどのようなものがあるのかを、じっくり詳しく紹介していきます。
その1~刺激が強い成分が含まれている
日焼け止めで肌荒れがおきてしてしまうのは、含まれている成分が肌に合わない場合があります。さらに”敏感肌”だったり、肌が敏感になっているときには、特に日焼け止めの成分で肌荒れしてしまう場合もあります。
自分の肌は敏感だと思うか?という調査がありその結果は次の通りでした。
「常に敏感である」、「季節によって敏感になることがある」、「体調によって敏感になることがある」と回答した割合では、20代後半が85.4%。40代が74.1%という結果でした。敏感肌で悩んでいる人が多いということですね。
敏感肌の人が避けた方がいい成分は次の通りです。
【具体的な成分】
- 防腐剤
- 鉱物油
- アルコール
- 香料
- 着色料
これらの成分は刺激が強くなってます。成分をチェックしてどんな成分が入っているかを確認しましょう。
特に「油分」で肌が荒れるが多く、SPF50++++のものには油分が多く、赤ちゃんでも使えると書いてあるものでも油分が多く、肌に与える負担は大きくなってます。容器を振ってカチャカチャ音がするものは要注意です。
その2~日焼け止めの紫外線対策剤の刺激が強い
日焼け止めの紫外線対策の方法には”紫外線散乱剤”・”紫外線吸収剤”の2種類があります。それぞれの特徴はこんな感じです
紫外線吸収剤は肌への負担が大きく肌荒れの原因となりやすいので、敏感肌の人は、紫外線吸収剤が入っていないものを選びましょう。
サラサラした質感を作る感触調整のための成分も、敏感肌の方には刺激になってしまうことがあります。
ハワイでは環境保全のために紫外線吸収剤が含まれている日焼け止めの使用を禁止するという運動も始まってます。
その3~日焼け止めをきちんと落とせていない
最後に考えられる肌荒れの理由として”日焼け止めをきちんと落とし切れていない”といのがありあます。しっかり落としたつもりでも、落とし切れていない部分があるとその部分がかぶれてきてしまいます。
ウォータープルーフタイプには特に注意が必要で、水にも汗にも落ちにくいということは、それだけしっかりと肌に密着している!ということです。肌に密着していれば、当然落ちにくく、さらに皮膚呼吸もさまたげられ皮膚の代謝も悪くなります。
日焼け止めの中には、石鹸で落とせるものもあるりますが、しっかり落とすためにクレンジングを使うようにしましょう。
かぶれた場合の解決法としては、かぶれた部分には洗顔やクレンジング・化粧はせずにしないようにして炎症が落ち着いてから刺激の少ない「低刺激」の化粧水を使うようにしましょう。徹底した保湿も効果があります。その時に使う保湿剤も「低刺激」「敏感肌用」のものを使用しましょう。
また、日焼け止めが毛穴に詰まってしまうと、ニキビ・肌のぶつぶつ・赤みの原因となる場合があります。
それから、日焼け止めを塗りこむと肌には負担がかってしまうので、肌にグリグリと塗りこむのはやめましょう!
その4~栄養バランスが取れた食事をしていない
紫外線予防には普段の食事内容を気にすることも大事になります。食事に気をつけると日焼け後のケアにつながります。ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・リコピンが日焼け後の肌荒れには必要です。。
【ビタミンA】:鳥レバーウナギ人参……など
【ビタミンC】:緑茶・アセロラ・イチゴ……など
【ビタミンE】:アボカド・魚卵(いくら・たらこ)ナッツ類……など
【リコピン】:トマト・スイカ……など
日焼けに効果がある食材は夏に旬を迎えるものが多いですね。旬のものをバランスよく食べることが大事だということです。
さらに日焼け止めの効果を高める飲む日焼け止め
SPFの値が高いものほど、日焼け止めとして効果があるのですが、その分肌へ与えるダメージも大きくなります。敏感肌の人はなるべくSPFの値を下げたいですよね?
そんな時には、体の中から紫外線対策するのがおすすめです。
「飲む日焼け止め(太陽対策【やかないサプリ】)」といわれているサプリがあり、1日1粒飲むだけで、紫外線に対して、強い肌を作り、また、日焼けからの回復を早めてくれるというサプリメントです。
おもな成分は、パイナップルに含まれているパインセラミドで肌に紫外線が浸透してくるのを防ぐ効果があります。その他にもメラニンの生成を抑える成分や、肌の回復力を高める成分などをバランスよく配合しています。
1日にかかる費用は100円程度となっています。
日焼け止めの選び方
これまでの話をまとめて、肌荒れが気になる人の「日焼け止めの選び方」を簡単にまとめておきます。
【日焼け止めの選び方】
- SPF値&PA値は使用シーンに合わせて選ぶ
- 刺激が強い成分が入っていない・低刺激設計でつくられているもの
- 紫外線吸収剤を使用しているもの
ということでしたね。
肌表面のダメージ(シミ・そばかず肌が黒くなる)を防ぎたいなら”SPF”の数字が高いもの
しわやたるみなどの老化を防ぎたいのなら”PA”の+の数が多いのも。
というのが日焼け止めの選び方の基本なんですが、SPFの値が高いほど肌への負担が増えるのも事実です。
SPF30とSPF50では日焼けし始めるまでの時間に「約6時間」とその差が大きく感じますが、実際の紫外線の遮断率を比べてみると
- SPF15の紫外線遮断率は、93パーセント。
- SPF20の紫外線遮断率は、95パーセント。
- SPF30の紫外線遮断率は、97パーセント。
- SPF50の紫外線遮断率は、99パーセント。
と、紫外線の遮断率はSPFではそこまで変化しません!
普段使いの日焼け止めはSPFは20もあれば十分なので、普段の生活では肌への負担が少ないものを使い、海やプールに行く時のみ、水や汗に強い”ウォータープルーフ”タイプ。というように使い分けましょう!
紫外線散乱剤が使われているものを選び、クリームかミルクタイプのものだと刺激が少なく、保湿効果も得られます。
敏感肌用といわれた日焼け止めを使ったのに、自分の肌に合わなくて肌荒れを起こす人もいます。肌に合う、合わないは個人差が大きいので、実際に使ってみてピリッとしないか、赤くならないかなど、自分の肌で確かめてみましょう
”肌に残りにくいもの”・”栄養バランスの取れた食事”も重要な日焼け対策になります。
まとめ
今回は日焼け・日焼け止めについて詳しく紹介しました。
日焼け止めは「朝塗れば夜までずっと肌を紫外線から守ってくれる」という機能はありません。こまめに優しく塗り直しましょう。
日焼けしたくないけど、日焼け止めを使うと肌が荒れるという人は、日焼け止めの成分や使い方を間違っている場合もあるので、これを機に1度見直してみませんか?
中には、化粧水と乳液を塗ってから日焼け止めを塗るようにしたら、全くガサガサしなくなった!という人もいます。
紫外線自体は怖いですが、太陽の光にはリラックス効果や気分を高揚させる効果もあります。肌へのダメージが少ないもや、飲む日焼け止めを賢く使って夏のお出かけを楽しみましょう!
それと、目からも日焼けするのでサングラスも忘れずに!