シーズニングにオリーブオイルは向いてない?!サラダ油を使うべきただ1つの理由



ということで、シーズニングには”オリーブオイル”って思ってる人が多いんですが、実はその常識は間違ってます。オリーブオイルはシーズニングには向いていません。
きちんとシーズニングしたいなら「サラダ油」を使うのが正解なんです。
- なぜオリーブオイルは向いていないのか
- シーズニングに向いている油とは?
について説明しています。
また、記事の終わりには本当に違いがあるのか?を確かめるために、オリーブオイル・サラダ油でシーズニングした2つのスキレットを比べてみました!
- これからスキレットをシーズニングする
- オリーブオイルでシーズニングしていた
って人は必見でっせ☆彡
なぜオリーブオイルはシーズニングに向いていないのか
油には3つの種類があって、成分中のC=C二重結合の多さ(ヨウ素価)で分けられています。
1:乾性油(ヨウ素価130以上)
2:半乾性油(ヨウ素価100~130)
3:不乾性油(ヨウ素価100以下)
この「ヨウ素価」が高い乾性油ほど固まるのが早く、反対にヨウ素価が低い不乾性油は固まらないってことで、固まった乾性油は、加熱しても再び液状になることはありません。
どういうことかというと
乾性油=空気中で完全に固まる油←シーズニングに向いている
半乾性油=空気中で多少固まるが、完全には固まらない←まぁまぁシーズニングに向いている
不乾性油=空気中で固まらない←シーズニングに向いていない
ってことで、シーズニングで常識的に使われている「オリーブオイル」は不乾性油なんです!
シーズニングに向いている油を紹介
上記で紹介した3種類の油「乾性油」「半乾性油」「不乾性油」にはどのようなものがあるかというと
- 亜麻仁油(アマニユ)
- 芥子油(ケシユ)
- クルミ油
- 紅花油(ベニバナユ)
- えごま油……など
- コーン油
- ごま油
- 大豆油……など
- オリーブオイル
- パーム油
- なたね油……など
サラダ油として使われている「ベニバナ油」がシーズニングにはピッタリなんです!
クルミ油・亜麻仁油も手に入れやすいですが、コストの面でも「ベニバナ油」が1番いいと思う!
が、今回の記事の結論なんですが、でもまだ「本当に~?」って思う人もいると思うので、実際にオリーブオイルとサラダ油(ベニバナ油)の2種類でシーズニングしてみました!
果たしてその結果は!?↓↓
どれだけ違うのか?実際に比べてみた!
シーズニングのやり方については、別の記事で詳しく解説しているのでそちらを参考にしてください↓↓
スキレットの汚れをきちんと落として、同じ条件でシーズニングしていきました。
油の馴染ませはどちらも1回です
【オリーブオイル】
油を馴染ませる時に、サッと塗れるのですが、表面には残りにくいって印象です。
大事な油の膜は薄くできているかな~?って感じですね。
【ベニバナ油】
ジャーーン!
油の膜がしっかり付いているのが分かりますか?オリーブオイルよりも明らかにテカテカしてます。
油を馴染ませるときもオリーブオイルと比べると、じっくり馴染んでいく感じでした。
【2つを並べてみた】
シーズニング=オリーブオイルが浸透した原因っていうのは、新品のスキレットのサビ止めで業者さんがワックス・シリコンを塗るんですが、その時にオリーブオイルが使われていたことが原因だと思います。
馴染みやすいのでサッと塗れて、確かにサビ止めになるけど、これからスキレットを育てていくなら「サラダ油」を使ってのシーズニングが正解です。
これからはサラダ油でシーズニングが常識
今回は「オリーブオイルはシーズニングに向いていない!」の理由と、油による仕上がりの違いを実際にシーズニングして検証しました。
結果はシーズニングにはオリーブオイルは向いていない! シーズニングは「サラダ油(ベニバナ油)」が向いてる!
ってことでした!
サラダ油は手に入れやすいし、料理にも使える・安いといいことだらけ!
大事にスキレット・鉄のフライパンをきちんとメンテナンスして、一生使える”相棒”を育てていきましょ~!